オーストラリアで1年間のホームステイ


私は大学生の時、オーストラリアのケアンズでホームステイを1年間しました。

ホームステイが決まってから約半年間、日本で英語を集中して勉強し、英会話教室にも短期で通いました。

そしていよいよ出発の日。

家族や友達に見送られ、不安と期待が入り混じった気持ちで出発をしました。

空港に着き、自分のホームステイ先のママが笑顔で暖かく迎え入れてくれたことは今でも忘れません。

不安な気持ちも吹っ飛び、これから始まる新生活にわくわくしていました。

私が日本を経ったのは、12月でした。

日本の12月は冬ですが、ケアンズの12月は真夏です。

12月はクリスマスシーズンなので、私は真夏のクリスマスを初体験することになりました。

クリスマスソングが街中にかかっているのですが、外は暑く、皆半袖短パン、サンダルのような格好をしています。

サンタの人形なども半袖のシャツを着ていて、とても不思議な感じでしたが、真夏のクリスマスもいいなぁと思いました。

クリスマス当日の朝は、足元にママお手製の大きな靴下が置いてあり、その中にたくさんのプレゼントが詰めてあり、本当に感動しました。

そして何より、ママ手料理がとても美味しく、いつも食事の時間が楽しみでした。

ファーストフードなどが好きではないと言っていたので、毎日バランスのとれた食事を私に出してくれました。

出発前は食事面での不安もありましたが、ママのお陰でその苦労は全くありませんでした。

そして、この感動は日本では味わえないと思ったものがあります。

それは、ケアンズの夜空の美しさです。

まるでプラネタリウムにいるような感覚になるほど星が輝き、夜空一面を星が覆っていました。

今にも星が降ってきそうなほどで、私は夕食後毎晩外に椅子を持って行き、1時間以上夜空を眺めていました。

そして最後に英語力についてですが、ママいつも根気強く、私の慣れない英会話に付き合ってくれました。

そのお陰で日常会話程度の英語力が身につきましたし、今でも海外旅行に行って困ることはない程になりました。

私はあまりホームシックにもならずに1年間を過ごすことが出来ました。

帰りはとても寂しく、空港で涙を流しながら抱き合って、また来るねと約束をしました。

あれから5年程が経ちますが、まだケアンズに遊びに行けていません。

私も結婚しました。

近いうちに、夫婦でケアンズのママに会いに行きたいと思います。

これは私にとって、一生の思い出で